By 内田フィンチミツエ
先日おめでとうございますとご挨拶したのもつかの間、もう2月です。今年は2月2日が節分です。例年なら2月3日ですが、ここで<節分の⾖知識>2021年の節分は124年ぶりに2⽉2⽇となります。
*なぜ今年の節分は2⽉2⽇?
春の始まりの⽴春の前⽇が『節分』となりますが、地球が太陽を365⽇5時間48分46秒で1周するため、4年に1度のうるう年でも調整し切れないずれが⽣じるので、今年は2⽉2⽇と発表されました。もともと⽴春は、1年のうちで地球と太陽が特定の位置関係にある瞬間を含む⽇でありその瞬間が1年に11分14秒ずつずれていくためにこれを含む閏年ともからみ2⽉4⽇前後にずれる可能性があるようです。
*⽴春と節分
⽴春は農作業がはじまるため、昔から1年のはじまりと考えられておりその前⽇にあたる節分は1年の最後の⽇、⼤晦⽇にあたります。そこで、これからはじまる新しい1年の前に⻤を払い不幸や災いのない1年になるようにとの願いを込めて、この時期に⾖まきが行われた様です。
*節分の⾷べ物
恵⽅巻:諸説ありますが、江⼾から明治にかけ、⼤阪船場の商⼈が商売繁盛を祈り⾷べたようです。その年の恵⽅を向き黙って⾷べきると願い事が叶うなどと⾔われています。
2021年の吉⽅位は南南東です。 ⾖:魔を滅する、の語呂から⻤に投げつけて払い、数え年の数だけ⾖を⾷べると病気にならず健康でいられるとの謂れがあります。ただ、⾖まきに使う⾖は炒った⾖ではなくてはなりません。なぜなら拾い忘れてしまった⾖から⽬が出てしまうと縁起が悪いからです。最終的に炒った⾖を⼈間が⾷べる事で⻤を退治した、ということになるわけです。 鰯:⻤が焼いた匂いを嫌がって近づかないといわれ、関⻄では柊に鰯の頭を刺して⽞関に飾るなどします。 ⾖腐、こんにゃく:どちらも厄をはらい、浄化の意味があるそうです。 節分そば:⼤晦⽇と同様に厄を断ち切るため、お蕎⻨も⾷べたりします。
以上豆知識でした。「鬼とコロナは~外、福は~内」と豆をまき、恵方巻を作って頬張り、南南東をの方角へ祈願してみてはどうでしょうか。きっと福来りです!
俳句を一つ:「サイレンの 音に負けじと 鳴く鳥や」
大根力士 庭にできた艶かしい大根 こちらは子持ち蕪