第24回「City散策ツアー超東編」~”ロンドンの活力源”を巡る散策~

 

City散策ツアー、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

巷ではBrexit、そしてそれを反映するかのごとく、当日は時折のすごい大雨にもかかわらず、皆様の足取りも軽く(?)予定通り、しかも最後のタワーブリッジでは2度の跳開を見ることができ感激でした!

 

今回は東側、主に移民の歴史や関連のある建物を中心に散策、解説いただき、普段何気なく目にしているものにも様々な理由や意味があり、そういった事実を知った上で改めてロンドンを見ると違った風景が広がる気がしますね。

また毎回わかりやすく、面白く、歴史を身近に感じさせていただける寅七様の語り口、本当に楽しい時間であっという間に時が流れてしまいました。

 

寅七様は日本クラブ様主催で今夏数度の散策をされますが、5~6くらいのシリーズをお持ちですので、次回も機会があればまた弊社で企画したいと思います。今回は前回から2年振りでしたので、次回はいつになるでしょうか…。次回開催のご希望リクエストがございましたら、是非ご一報くださいませ。

7月もセミナーを行いますので、内容が出来次第にブログ掲載いたしますのでご覧くださいませ。

今週からウインブルドンもスタートしました(残念ながらEuroではイングランドは負けてしまいましたが)。街中に大型スクリーンを設置してウィンブルドン、オリンピック観戦ができるようになっている場所もございますので(散策の途中でもご覧になったかと思いますが、Exchange Squareにも設置されています)、ご興味のある方はいろいろ見つけてみてくださいね。

皆さまどうぞ素敵な夏をお迎えくださいませ。

 

<ツアー中にご質問や話題に出た件>

Q. タワーブリッジの開脚を待っている間、質問を受けて宿題になった件、対岸にあるButlers Wharfの建物にある大きな煙突は?

A. アンカー醸造所のボイラーハウスの煙突でした。向かって右側にあったのが麦の製粉所。隣のボイラーハウスで焙煎をしていたのです。18世紀半ばから1982年まで利用されていました。ここの名産『ポーター』はロンドン生まれの黒ビール。これがアイルランドのギネスになります。対岸の通りに説明の看板があるそうです。

 

Q. POSHの語源について

A. Reputedly an Acronym for “Port Outbound Starboard Home (POSH)”. Wealthy British passengers on the P&O line ships going to India supposedly paid higher ticket prices for cabins that were located on the side away from the brutal heat of the sun. This term surfaced in the 1930s, but there is no evidence that the acronym POSH was actually printed on tickets.

 

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――― 寅七さんのプロファイル ―――Torashichi

寅年七月生まれ、早稲田大学政経学部卒後旧東京銀行入行後、外資系銀行、証券会社を経て、 在ロンドン13年目。『シティを歩けば世界がみえる』を唱えガイドの資格を有する、銀行マン、ガイド、講演、コラム執筆活動と婚活にお忙しくされています。

 

(2016年6月)