11月6日、7日にSOAS Universityにて、Foreign Graduate Employment in Japanese Companiesというカンファレンス/セミナーが開催されました。
今回初めての試みで、英国、日本、アジアの大学の教授によるアカデミックな分野からのこれまでの傾向、現状分析や今後の課題、また実際の企業や弊社のようなエージェントからの見解、それらに対する実際の学生や卒業生からの質疑応答、ディスカッション、また雇用に向けての日本語教育に関するディスカッションなども行われました。
日本語を勉強する学生にとって、日系企業で働くことのポジティブな部分と疑問に感じる部分、日本の新卒採用の仕組み、これまでの日系企業の傾向と変化、今後の展開、日系企業の世界での展開に向けた様々な視点からの意見が飛び交い、外国人学生のみならず日本人にも興味深いものでした。
日本国内消費と労働力減少、またダイバーシティーという観点からも、外国人の採用に対して積極的な姿勢を示す日本企業が増えている反面、採用過程や採用後のキャリアパス、企業文化の相違などで壁を感じることもあるということ、海外での収益率が高くなり、海外拠点での雇用の拡大を進める企業も増えており、日本語を話すことだけがポイントではなく、会社に新しい風や意識を取り入れるために何が必要なのか、といった点についても議論がなされました。
1つの正しい回答というものはなく、日本に限らず、どの国にもそれぞれの風土や文化を反映した企業文化があり、様々なバックグラウンドを持つ労働者が同じ社内で働く場合に摩擦や不一致は起こりえることで、そういった過程でどのような変革が必要か、労働者、企業ともに考えていくことがこれからも求められます。
カンファレンス後の懇談会では、日本語を勉強している英国、欧州の学生の皆さんから熱心に質問を受け、こういった方々にぜひ日本企業で活躍いただけるよう、アクセスアポイントメントも引き続きサポートをしていきたいと切に感じています。
今回のカンファレンスに関連するサイト:
Foreign Graduate Employment in Japanese Companies at SOAS
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また11月7日には、University of West Londonにて主にツーリズム/ホスピタリティー関連のGraduate Career Fairが開催、アクセスアポイントメントも参加しました。
ホスピタリティー業界は引き続きニーズも高く、企業ブースで熱心に話を聞いている学生さんが多く参加されていました。
特にロンドンはここ数年レストランやホスピタリティーの質も量も右肩上がり、幅広いニーズがあり、ジュニアレベルからマネージメントまでキャリアステップもできる、キャリアとしての魅力も高まってきているエリアです。
ご興味のある方はアクセスアポイントまでお気軽にお問い合わせくださいね。
関連情報はこちらをご覧ください
University of West London Placement and Employment service